沖縄県に駐在する陸上自衛隊についてご紹介いたします
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第15旅団の概要
第15旅団は、西部方面隊に所属し、東西約1000km、南北約400kmという広大な海域に有人島50を含む160の島々をもつ沖縄県に所在し、同県の防衛警備・災害派遣を担任、特に、不発弾処理・緊急患者空輸の民生協力や各地で行われる行事協力・音楽演奏支援などを実施し、地域の皆様の期待・信頼に応えられるよう活動しています。
第15旅団の任務
1 沖縄県の陸上防衛及び警備
2 災害派遣 (航空機を使用した災害派遣については、鹿児島県奄美大島以南を含む。)
3 不発弾処理
第15旅団の配置 (那覇駐屯地) |
- 第15旅団司令部
及び付隊
- 第51普通科連隊
- 第15偵察隊
- 第15施設中隊
- 第15通信隊
- 第15後方支援隊
- 第15音楽隊
- 第101不発弾処理隊
- 第322基地通信中隊
- 第430会計隊
- 那覇駐屯地業務隊
- 第136地区警務隊
- 第103輸送業務隊
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旅団とは・・・旅団とは、陸軍編成上の単位の一つで師団よりも小さく連帯と同等又はこれよりも大きい単位で
1,500名から6,000名程度の兵員によって構成されている部隊のこと。
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Q:なぜ旅団に改編されるの? |
A:第1混成団は一般の駐屯地に比べ、普通科部隊(前線部隊)が他の駐屯地よりも少ないながら、
高射特科群・不発弾処理隊・飛行隊・通信・会計部隊(最もよく知られている部隊は第101不発弾処理隊・第101飛行隊です)を保有しており、一般的な師旅団とは大きく異なっていました。
また、あらゆる隊を用いて、ほぼ完全なミニ師団であることから、離島の多い沖縄・奄美諸島南部の急患輸送を続け、固定翼機やヘリコプターにより、北は奄美大島、東は大東諸島、西は与那国島に到る広大な地域の緊急体制になくてはならない存在です。旅団へ改編されることにより、更なる防衛警備・治安維持・急患輸送を目標としている。
※一部新聞報道によると、第15旅団への改編にあたって、宮古島への部隊駐屯が防衛省内部で検討されている。駐屯部隊や地元との調整については未定である。
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師団とは |
師団とは、陸上自衛隊の独立戦闘能力を持つ作戦基本部隊です。(兵員:7,000人〜9,000人)
因みに、旅団よりも大きいです。師団は地域的または期間的に独立して一正面の作戦を遂行する能力を保有する最小の戦略単位とされることが多い。多くの陸軍では、いくつかの旅団または連隊を含み、いくつかの師団が集って軍団等を構成する。 ※第一混成団は第15旅団改編されました。(平成22年3月) |
沖縄の部隊編成 |
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●沖縄県内
各分屯地:第6高射特科群 (八重瀬分屯地)沖縄県八重瀬町)
地対空誘導団改良ホークを運用
- 第323高射中隊:白川分屯地(沖縄県沖縄市)
- 第324高射中隊:勝連分屯地(沖縄県うるま市)
- 第325高射中隊:知念分屯地(沖縄県南城市)
- 第326高射中隊:南与座分屯地(沖縄県糸満市や八重瀬町)
- 第107高射直接支援隊
- 第306高射搬送通信中隊
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神谷のワンポイント!!
上記の事からもわかるように、那覇の自衛隊基地は、防衛の拠点として
高く位置づけられており、今後の治安情勢を考えると返還される事はないかと思います。 |
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